パブの正しい使い方
西洋で生まれたパブには、日本の酒場にはなかった独特のスタイルが存在します。例えば、キャッシュオンデリバリー、立ち飲み、見知らぬ人とのコミュニケーションなどです。日本の酒場ではあまり馴染みのないスタイルですが、
慣れてしまえば、簡単で、意外と納得できるものです。
基本的なパブのスタイルの特徴として、
- キャッシュ・オン・デリバリー(cash
on delivery)
- 立ち飲み
- 気軽なコミュニケーション
- ノーチャージ
の4つが考えられます。
(注)1.のキャッシュ・オン・デリバリーに関しては、お店によって、伝票を用意して最後に支払う場合もあります。また、両方ともOKな店もあります。いずれにせよ、不安なときは遠慮なく店員さんに尋ねるのがいいと思います。
1.キャッシュ・オン・デリバリー (cash on delivery)
略してCODと呼びます。基本は、お金と商品をその場でやり取りする方法です。
実際のパブでの、オーダーから受け取りまでの流れを見てみましょう。
- カウンターでオーダーする
- お金を支払う
- 商品を受け取る
- 店内で飲む(このとき、自分の好きな場所で飲めばよい)
こうしてみると、COD方式というのは、ファーストフード店などの支払方法と変わりはなく、お馴染みのものです。あまり難しく考えないで、扉を開けたらまずはカウンターを目指しましょう。
2.立ち飲み
社交場としての役割も大きいパブでは、日本の居酒屋のように、テーブルを囲んで飲むというスタイルだけが選択肢ではありません。パブにおいては、席を決めて飲むというのが必須条件ではないのです。
テーブルを囲んでしまうと、自分たちだけの空間に限られてしまい、他にお店に来ている人たちとのコミュニケーションがとれなくなってしまいます。
ですので、立ち飲み(スタンディング)というシステムは、店内のどこでも自由に飲めるというシステム(もちろん、厨房やカウンターの中はだめですけど)であると解釈してください。立ち飲み、というスタイルこそが、パブにおいて誰とでも自由なコミュニケーションを可能にしているのです。
3.気軽なコミュニケーション
これこそは、パブならではのものでしょう。
本来のパブでは、身分や世代、そして性別を気にすることなく、あくまでも個人対個人のコミュニケーションが可能な場所です。お互いに意気投合すれば、親しい友人になれることはもちろんのことです。
ただ、ノリとしては、一緒に飲もうぜ!!という感覚なので、そこを忘れないでください。特に、異性に対しては、ナンパというノリになってしまうのは厳禁です。そういった目的であれば、他にもっとよい場所があるはずですよね。
運良く話しかけられた場合は別として、自分もそんな輪に入ってみたいけど、入れない、という人も、肩の力を抜いて、思いきって最初の一言を。
4.ノーチャージ
パブでは、バンド演奏をしているところが少なくありません。 お酒を飲みながら、音楽を楽しむ。音楽を聴きながら、お酒を楽しむ、
というスタイルを大切にしている場所もあるのです。
こういったお店の場合、たいてい、チャージが発生するのでは、と思われがちですが、 実際は、楽しくお酒が飲める環境を提供するための、お店のサービスの一つにすぎず、
ほとんどのお店ではチャージは発生しません。
パブって、結構高くない?と思われている人には、それは誤解です、とお答えします。
ビール一杯900円(パブでの平均的な価格)という値段には、 少し高いという反応をする人が多いかもしれません。
でも、日本だと当然のように思われているお通しを考えてみましょう。 一杯あたりの料金だけを考えれば、日本の居酒屋の方が安く感じますが、
チャージのないパブの料金も,お通し代の加わった料金も、 実際のところそう変わりはありません。 特に、一杯だけ飲みたいなんていう時は、逆にお得ではありませんか?